みきみに@アフリカの徒然日記

官僚を辞め、NGO職員としてアフリカ駐在中。読んで心穏やかになる記事を書いていきたい。

「面倒くさい」という言葉をNGにした小学校の先生の話

小学校5、6年生のころの担任の先生が口癖のように、私たち生徒に言っていた言葉を今でも覚えている。

 

「『面倒くさい』という言葉を使うな」

 

正直、漢字ドリルとか、社会の小テストとか、小学生なりに「面倒くさいな」と思うことは多々あった。だから、私も友達も、「あー、めんどー」みたいに、それはもう無意識に口から発しているかのように言ってしまうこともあった。

 

そんなときに先生は「あ!面倒くさいって言った!絶対に言ったらだめ!」みたいな感じで、いちいち反応してくる。それも、小学5、6年の私たちには面倒なのだった。

 

でも今になって、先生の伝えたいことが分かった気がする。なんなら会社というもので働くようになった初めてわかった、というのが正直なところかもしれない。

 

「面倒くさい」ことはたくさんあるのである。書類の稟議やら、細かい報告やら、定例の会議やら。でも「面倒くさい」という言葉でそれらを片付けてしまうと結局そこから何も楽しみも、幸せも、やる気も、何もかも、うまれてこないのである。

 

「面倒くさい」は完全に受け身の姿勢を作り出してしまっている。結局、自分がコミットしていくことで、やりたいことや楽しいことは見つかってくる。そのコミットのチャンスというのを「面倒くさい」というのが一蹴してしまう。

 

それでもやっぱり、「面倒くさい」という言葉を使うたびに反応してくる先生は、小学生の私や友達にとって、「めんどー」だった事実は変わらないのだけど、ふとこの事実に気づいたときに、先生は大事なものを伝えてくれていたんだな、と温かい気分になったし、今更ながらこの先生の教えを大事にしながら、生きていきたいな、と思った。