みきみに@アフリカの徒然日記

官僚を辞め、NGO職員としてアフリカ駐在中。読んで心穏やかになる記事を書いていきたい。

自分の人生に迷っている人はまずは良い点・悪い点を冷静に比較するとすっきりする話

人生に迷いに迷い、軌道修正を繰り返す人がいる。もちろんしっかりとした決断の上なら良いことだと思うが、自分では納得して決めたつもりでも、後々「なんか違う」と毎回悩みを抱えている人もいる。私もそうなりそうな(というかほぼなっている)ので、自戒の意味もこめて書いてみる

 

人って誰もが、自分のいる場所に「自分のいる場所ってここでよいのだっけ?」と思うことがあるかと思う。そういうときに、「こういうところが違う」「こういう場所にいきたい」という思いで、違う場所を見てしまうこともあると思う。まさに、「隣の芝は青い」状態である。

 

過去や未来に思い描く場所は、良い思い出や輝いて見える希望にあふれていて、冷静に比較しようとしてみても、どうしても自分の今いる状況より良く思えてしまうこともあると思う。そういうときには5個ずつ、「自分のいる環境」と「自分のいきたいと思う環境」について良い点と悪い点を比較してみる。(5個あげることを意識しつつも前後するのはOK。)もちろんこれは自分にとって良い点と悪い点であるべきであるし、昨日の記事にもある通り、様々な角度・視点から検討するべきである。仕事の視点だけから考えてはいけない。その選択をすることによって、自分の日々はどうなるのかを具体的に思い描く必要がある。

 

私は、今のNGOで働きたいという思いは変わらないので、選択肢としては、駐在/日本拠点という軸がとても大きい。そのため、その比較を具体例として実践してみることにしたい。

 

駐在の(私にとっての)良い点・悪い点

〇現場で活動することができ、ニーズや自分のやった活動の成果が見えやすい。事業について深く理解することができる。

(※ただし、現地スタッフだけでも事業は回る部分があり、自分のいる意義に迷うこともある。)

〇働き方の裁量が大きい

(※これは日本でも工夫次第だとは思う。上司とうまく関係を築いて自分で裁量を広げる工夫をすることも可能)

〇働きながらにして語学力も高めることができる

〇働く環境がオープンであり、余計なストレスがない

〇余計なもの(テレビとか…)に囲まれておらず、考え事をしたり運動をしたりする時間がとれている

(※これは日本でも自分の努力次第ではある。)

〇駐在していた経験が、転職時などに有利にはたらく場合がある。

(※ただし、今の組織は自分に合っていると思うし、しばらく転職の予定はない)

×一人で担当するべきものが多く、責任が重く感じることがある。

(※これは気の持ちような部分もある。日本でも、責任を重く感じることはもちろんある)

×食事が限られ、住む場所も不自由である。

×家族や好きな人に会うことができない

×大好きなディズニーに行けない

 

日本を拠点に働くことの(私にとっての)良い点・悪い点

〇家族や好きな人と頻繁に会うことができる

〇毎日おいしいものが食べられ、土日にはカフェでゆっくりすることもできる

〇大好きなディズニーに行くことができる

〇仕事は申請書・報告書を書いたり確認したりと得意な部分が多い。

(※ただし、事業を直接見ているわけではないので、本当に事業を運営しているのは駐在員という思いも出てくる)

×駐在オフィスほどオープンでなく、また、上司と近く、ストレスを感じることがある

×仕事は現場が見えにくい。ただし、出張をすることで1年に計1ヶ月ぐらいは現場にいける。ただし、やはり事業を動かしているのは駐在員という部分が大きい。

×現場におらず、下手をすれば単に事務作業をするだけで終わってしまう。

×現場経験が関連する業務につくうえで求められることも多く、そのような「箔」をつけることはできない。

(※ただし、一度駐在したことがあれば大きな問題はないだろうし、また駐在する気持ちがあるならの話であり、なければ気にする必要はない。)

 

このように比較してみると、自分にとって大切なことを考える軸も見えてくる。※で書いた部分は、一度あげたものに対してさらに自分が思ったことをメモしたものである。これによって、意外とこの軸大切ではないのでは?と考えるきっかけにもなる。

 

例えば上記の例でいえば

・本当に自分にとって現場に近いところで事業を運営することは大切なのか。一度駐在して、かなり深くみることができたので、今後は出張ベースでも自分の目標は達成できるのではないか。(そもそも自分の仕事で「達成したいこと」をもう少し整理すべきなのではないか。)

・やっぱり家族と近くで過ごせることは自分にとってとても重要なのではないか。

・食事や生活環境はそこまで大きな問題ではなくて、「どこ」ではなく、「誰」と生活するかが自分にとってはとても大事なのではないか。

・自分の「経歴」のための駐在は自分にとっては全く重要ではないのではないか。

 

といったことが言える。今の自分としては、「日本を拠点に仕事をして、家族と過ごし、本当に、本当に駐在したいという気持ちがまた高まったらそのときに駐在という選択を模索すればよい」という結論に至っている。(「この仕事をする以上、一度は駐在をしてがっつり現場をみたい」という思いを胸に駐在を決断したので、そもそも一生に何度も駐在したいという思いがそこまで強くあったわけでもないのかも。)

 

でも、駐在はもちろんまだ続く。やっぱり現場に近くニーズも成果も改善点も良く見えるのは今だし、事業を責任もって遂行できるのも今である。だから、そこには全力でコミットしていきたい。(今の環境の良さや貴重さに気づくことができるのもこの比較の良い点である。)

 

こうやって考えるのは少し根気がいるけれど、でも繰り返し考えることで見えることもあると思う。自分の心にもやもやを感じたら、改めて考え直してみたい。