みきみに@アフリカの徒然日記

官僚を辞め、NGO職員としてアフリカ駐在中。読んで心穏やかになる記事を書いていきたい。

アフリカでは副業は当たり前

日本では最近、「副業」がよく取り上げられています。一つの仕事をするのではなく、好きなことがあれば、それをいくつも仕事にする、その考えは私もとても好きです。

 

日本では、「新たな試み」的に取り上げられていますが、アフリカでは「副業」は当たり前。なんなら何年も前の日本でも実は当たり前のことだったのでは…と思います。

今日はアフリカの「副業」を紹介したいと思います。

副業例1:ホテル従業員+農家

アフリカにももちろんホテルがたくさんあります。(ホテルといっても例えばみなとみらいあたりの豪華なホテル…みたいなのではなく、古めのアパートを貸し出している的なイメージの方が近い場合も多数ですが。)

そこではホテルマン的に、受付やレストラン、はたまた清掃員の方々が働いています。でも、従業員として働くのは週5~6、残りの1~2日は農業をしている人場合も多いです。

灌漑などがあまり発達していないので、自然の雨だよりですが、雨季の直前になると一斉に種まきが始まります。その期間などは本当に忙しそうに働いています。作物は自分で食べたり、はたまた市場で売ったり…。「どちらもやるのは疲れる・・・」という声も聞かれるので、必ずしもこのありかたを理想として働いている場合でないことも多いのが現実ですが、農業+αの生活はとても多くみられます。

 

副業例2:NGO職員+起業

NGO職員として働いている一方で起業をしている人もいます。運送業的なものだったり、(起業とは少し違いますが)不動産のように土地を貸していたり…。また、副業例1に当てはまるともいえますが、商品作物を栽培して売っている人もいます。「南アフリカから種を仕入れたから土日には植えないと…。」なんていう会話もザラです。

また、「副業」という枠からは少しはずれますが、土日に修士号をとるために大学院に通っている人も多くいます。これ、日本でももっと一般的になればよいのにな、と思います。地方で仕事をし、金曜日夜に夜行バスで8時間かけて首都まで戻って、土曜日に授業をとり、日曜日の夜にまた夜行バスで地方に戻る…なんていう生活をしている人もいます。バイタリティがすごいですが、でも学んだことをベースに、もっと仕事に熱中できるようになるなら、良い試みだと思います。

 

このように、アフリカでは、「二つ以上の仕事/活動」をして生きている人はとても多い。もちろんその背景には一つの仕事では文字通り「食べていけない」ということがある場合もあるのは無視してはいけません。

でも、やはりここで色々な生き方をみていると、「一つの会社」で働くことがつまらなくみえたり、色あせてみえるのも事実です。(もちろんあえてそれを選ぶのも一つの手。)

でもやりたいことがあるなら、「二つ以上の活動」をして生きる道を探ることは怠ってはいけないな!と自戒もこめて(終)